_ 武蔵の件の控訴理由書をやっと完成し今日提出した。A4シングルスペース41枚、原稿用紙だと140枚の大作。原審でこのぐらいやっていれば勝ってたかも。楽勝だと思っていたが、意外と難しい事件だとやっと気がついた。勝てれば歴史に残るような判決になるかも。
_ 「ボーン・アイデンティティー」の続編で、前回のヒロイン、マリーが冒頭で殺されてしまう。意表をついた展開だ。
_ マリーが殺されることにより、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の行動は復讐になる。それと自分の中で封印された過去の解明が絡む。物語は前回以上に複雑になり面白い。これまでになかったヒーローである。最後の場面は感動的で、このようなアクションものにはめずらしく目頭が熱くなる。
_ マット・デイモンは全く笑わず、007シリーズにあるようなユーモアもない。まるで高倉健のようである。それが彼にはあっているようで、深い傷を負った人間の苦悩がにじみ出ている。
_ 敵は、CIAで、昔観た「コンドル」という作品を思い出した。これはロバート・レッドフォード主演で、彼がCIAの情報収集担当のエージェントに扮しCIA内部の組織と闘うという話だった。アメリカに留学していたときに観たので字幕はなく半分ぐらいしか理解できなかった。その時は映画を観終わっても何をめぐる争いだったのか分からないままだった。