少数意見

最新 追記

2020-11-09 とんかつDJアゲ太郎

_ 最近観た「TENET」と「スパイの妻」が大外れだったので、心配していたが、大当たりだった!

_ 俳優が問題を起こしたこともあってか、観客は10人ぐらいだったので、いい環境で観られた。

_ 私は、この原作のマンガやアニメは知らず、DJが何をするのかよく知らず、とんかつも自分ではあまり作らない。しかし、この映画はとんかつとDJが融合する奇跡的な瞬間を描いていて、感動する。

_ 特に、最後のDJコンテストは、格闘技のファイナルマッチに挑むファイターと観客の高揚感をとらえている。まるで「ロッキー」第一作のよう。しかし、優勝しないところがいい。

_ 日本の映画で、音楽を題材にしたものはたくさんあるが、日常が音楽の世界に直接つながるようなものはあまりない。この映画は、「ブルースブラザース」のように、その境界が取っ払われている。

_ 監督の二宮健は初めて観たが才能がある。今回は、不運だったが、このような作品を作り続ければ、日本の喜劇が世界に認められる日も近いだろう。


2020-11-15 芸能人の連続自殺 その2

_ 窪寺昭が死んで、六人目になる。

_ ①三浦春馬、②芦野星、③藤木孝、④竹内結子、⑤津野米咲、⑥窪寺昭とすると、①の8週間後に、②が続き、そのあと③から④が1週間間隔で続き、3週間置いて⑤、4週間置いて⑥が続いた。

_ ④以外は、映画やドラマで共演している。いずれも遺書はない。いずれも自宅で死亡していて、報道は途中で制限されているが、たぶんいずれもクローゼットでの首つりのようだ。

_ 明治以降の歴史を見てもこのような共通項のある有名人の連続自殺はない。

_ 前回、私はこの事件の背景には地球外知的生物が存在すると述べたが、その可能性はさらに高くなった。

_ 本件は、いわゆる自殺ではなく、殺人でもない。このような殺人を犯せる個人、組織、国家は地球上には存在しない。

_ 現実世界からドロップアウトするのが自殺であれば、我々の世界より上の世界から人材を引き抜く行為があってもおかしくない。

_ 彼ら(異星人、または神といってもいい)は、ある危機に直面して、人類の能力を利用しようと考えた。選ばれたメンツから見るとそれは演劇に関係する才能なのであろう。

_ ドラゴンボールにある天下一武道会のようなものかもしれない、そこでの勝者が銀河系の運命を決めるのかもしれない。

_ そこで彼らは、三浦春馬を選んだ、知性、美貌、勇気など勇者の条件を満たしていた。次に彼らは、三浦との相性を考えて戦隊を組むことにした。竹内結子は問題なく選ばれた。ほかのメンバーが選ばれた理由はわからない。友達の友達という関係もあるかもしれない。

_ クローゼットでの自殺は突然起きたものではない。対象者がクローゼットに向かう前に、彼らがコンタクトした。そこで時間は止まり、彼らとの対話が始まった。そこで彼らは、なぜ対象者の力が必要かを説明した。ジョディー・フォスター主演の「コンタクト」という映画で、彼女は地球外生命とのコンタクトを試みる科学者を演じた。彼女は異星人から送付された設計図に基づき製作された移動機械でワームホールを経て移動するはずだった。移動は失敗したように地上では見えた。しかし、彼女は、地上では無の時間をかの世界で長いこと過ごし、亡くなった父親の姿をした異星人と深い会話をした。

_ 対象者は自分が必要とされていること、人類や地球が危機に瀕していることを理解する。そして戦いに参加することを了承する。

_ では、なぜ自殺という形をとるのか。前回述たように、異星人が対象者を宇宙のかなたで再生することができれば、地球上で元の人間が生活を続けていてもいいのではないか。

_ ここで問題になるのが自己意識がどこにあるかということだ。宇宙のかなたで戦う対象者にとって地球上で何事もなかったかのように生き続ける自分はどのように映るか。

_ 自己が単一でなければ、戦うことができないことは異星人は理解していた。従って、地球での人生にけじめをつける必要があった。それを対象者は理解して、自ら、クローゼットへ向かったのではないか。ちょうど特攻のパイロットが、地上の家族に無言で別れを告げるように。


2020-11-24 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

_ 新宿ピカデリーで観たが満席に近かった。

_ 絵はきれいだったが、ストーリーが不自然。

_ 絵が目的になってストーリーが従になっている。「君の名は。」もそうだったが、日本の大作アニメにはこの共通の難点がある。


2020-11-25 三島由紀夫没後50年

_ この年になると、何人かの親友が死んで、昨年は昔好きだった女性が死んだことを知った。

_ 当然、最後に会ったときのことを覚えているかというと、そうでもない。多分これが最後と思って別れるのではないから、日常的な多くの別れと一緒になってしまう。

_ 三島由紀夫が会話が途切れたときに、突然立ち上がって、じゃ、と言って去っていったのは昨日のことのように覚えている。

_ 町永と私は、何か失礼なことを言ったかと思って、狼狽して立ち上がってあいさつした。

_ そのようなことではなかったが、唐突に終了した会見は、まだ終わっていない残存感を50年以上たっても保持している。

_ 全てを見通していた天才にとっては、50年後の日本など視野の手前にあったのだろう。


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