_ 郵政法案採決の前に考えてみよう。
_ 「純」という字は女の子の名前としては悪くないが、男の場合には問題がある。単純とか純粋とか、生まれてきたままのイメージがあり、力強さ、たくましさがない。それがいやな場合、強さと連繋する必要があるが、清濁併せ呑むような強さと組むと自らのアイデンティティーを失う。組める相手は純粋な強さに限られ、妥協を許さない原理主義になりがちである。
_ 硬派の「純」は、一点のくもりも許さない頑なな生き方に固執する。そのような生き方は当然矛盾に満ちた外界との摩擦を生じ、譲歩をしないことにより他人を傷つけることもある。しかし、「純」は妥協を許さない。一回でも妥協すれば「純」ではなくなってしまうから。
_ 私も、人生の岐路で、何回か何故こんなに妥協できないのだろうと思った。そんなとき、「純」の呪縛を感じた。